どうして・・・
『どーーーして二人がここに居て、
どーーーして二人が私と朔夜の朝ご飯を食べてるのかなぁ??』
「「・・・・・・・・・」」
『・・・・・・・・・』
苦笑いしてる斗真と
げっそりした彼方。
『どうし・・・』
「叶那ちゃーん!!おっはよぉ−!!」
『ひゃぁぁっ!?』
どうしたの?と聞こうとした言葉を遮り、
入ってきた【何か】は
いきなり私に抱き着いて来た。
『お…おはようございます。桃香<トウカ>さん。』
「うん!おはよう!!叶那ちゃんは今日も可愛いわねっ!食べちゃいたいくらい可愛いっ!!」
『可愛・・・?た・・・食べ?』
このハイテンションな人は桃香さんっていって、
斗真の奥さん。
甘−いハニーブラウンでフワフワした髪。
おっきな瞳にぷっくりしたピンク色の唇。
そんなすごーくすごーく可愛い桃香さんに
今だに抱きしめられてる私。

