(禁断)瞳を閉じて。【完】

私は部屋に入ると、親が言った事を忘れようと、リハビリの為の、3キロの軽いダンベルを持ち、ベッドに座った。

たった3キロだけど、今の私には重い。

“握力がかなり低下してる”と、先生からは言われてた。

わかってたけど、辛い。

私がダンベルをベッドに放ると、部屋のドアが開いた。



「空兄?」



「良いか?」



私が空兄に頷くと、中に入って、ドアの鍵を閉めた。

隣に座ると、私の投げたダンベルを持ち、私の頭を引き寄せた。



「ゆっくりで良いから。俺がずっと付き合うから」



空兄はそう言うと、私の頭にキスを落とす。