多重書きの二等辺三角形


「ねぇ、何見る?やっぱりホラーとかはコワイからヤダなぁ。。だよね?それともまずお買い物から行く?どうしよっか~。あっ、欲しい服あったんだ♪」


クリームソーダを飲む唇が震えてることが自分でもわかった。


『ユナっ!!!!!聞いてくれよ!!!!』


私の肩を強くつかむ純ちゃん。


目が怖かった。


「純ちゃん、いいの!!!!それ以上言わないで…。大丈夫だから。私、大丈夫だから言わないで。」


その先の言葉を聞くのがこわかった。


だってわかってたから。     


いいの、私が聞かなかったことにすれば。


目をつぶるから。


どんな純ちゃんでも好きだから。


うん、何も聞かなかった。


それでいいじゃない。