無意識だった。


私の足は喫茶カンピオーネに向かっていた。


(カラン…)


『あぁ、ひかりちゃん。今日は1人?』


「1人になりたいときだってあるわよ。」


『あはは。ひかりちゃんにはかなわないや。』


この空間は私にとって唯一落ち着ける場所。


学校では落ち着けない。


家でさえ落ち着けない。


やっぱりここが私の居場所。