『フランス語で“光”って意味だよ。パリにモデルのお仕事で行ったときに勉強したの。』


「光…?あっ、ひかりの名前か!!」


『うん、彼氏なんだから私の名前入れるくらい良いでしょ?』


「おう!いいなそれ!!じゃあリュミエールで決定だ!」


『私がファン第一号だね!』


「もちろん!!“ド”から“シ”までの音じゃ表現し切れないような音楽を、ひかりに届けていきたいって思ってる。ひかりだけのために歌い続けていきたいって思ってる。」


『ぷぷっ…』


「ん?どうした?」


『ダサっ!!臭過ぎるってそのセリフ〜!!』


「うるせー!!」


なんだかたまらなく恥ずかしくなった。(笑)


『ねぇ、純平…。』


「ん?」


『その音…綺麗かな?純平にしか奏でることが出来ない音楽。』


ひかりが俺の腕を掴んだ。


「わかんない。でもきっと綺麗だよ。」


『聞いてみたい。私…その音を肌で感じてみたいよ。』


任せてくれ。


俺はひかりのために良い歌を作り続けるって決めたんだから。


いつまでも歌い続けるよ。