多重書きの二等辺三角形


もちろんそれに対し、ひかりさんが黙ってるはずもない。


『気持ちを考えてあげなよって?具体的な解決案を出したほうが相手のためになると思わないの?私は、馴れ合いだけの友情なんていらないって言ってるの。』


それだけ言うとひかりさんは教室を出て行ってしまった。


「ひかりさん!!」


気づくと、私はひかりさんの後を追いかけていた。


なんでだか自分でもわからなかった。


だって教室には泣いてる恵美がいるのに…。


なのに私は何故かひかりさんのことがほっておけなかったんだ。。。


『あらっ、ユナちゃんどうしたの?ごめんね、ユナちゃんの親友だったのかもしれないのに…。』


「ううん、さっきの言葉深いって私思ったよ。同い年なのに…なんか物事の考え方が大人だなぁって。」


『ホント?』


「きっと恵美にも伝わったと思う。私はあんな風に的確なアドバイス出してあげられないから。」


『ふふっ…。なんだかユナちゃんとは仲良くなれそう。』


「うん、仲良くして♪」


ひかりさんはすぐ1人になろうとする。


そしてその瞳は強さの中にも、どこか孤独感が混じってる気がしたんだ。