多重書きの二等辺三角形


コンビニまで行って、カップラーメンや飲み物を大量にカゴに入れた。


そして大きなビニール袋を両手に抱え、学校に戻る。


その道中で恵美がこんな話をしてきたんだ。


『ねぇ、ユナ!!校舎見てみ!!』


私は見上げた。


うわっ!


真っ暗な校舎の中、自分達のクラスだけ明かりが点いている。 


「なんかこういうのいいよね。青春って感じ♪」


『うん!』


「恵美…ホント楽しいね。」


『うん、楽しい!!全力で恋したり、仲間とバカ騒ぎしたり、お腹痛くなるほど笑ったり…今しかなかなか出来ないことだもんね。』 


「ねぇ、恵美。好きな人とかいないの?」


『うん、実はね。リュミエールのドラムの子。河野くんって言うんだけどね。付き合い始めたんだ。』


「えーそうなんだ!!!おめでとう♪」


『ありがと。』


「てか言えよなぁ!!(笑)」


正直、河野くん…知らなかった。


誰だろ?


私はつくづくリュミエールの中で純ちゃんしか見てなかったんだなぁ。


でもホントおめでと♪


「なんだか今の恵美すっごくカワイイよ。」


恵美は少し赤くなって


『はぁ?前からだし~!(笑)』


と言った。


ふふふっ、ホント楽しいなぁ。