僕はナナミと別れた後、しばらく家に帰らず散歩をした。
ナナミから聞いたことをもう一度確認するためだった。
世界が滅ぶかどうかが僕の行動次第で決まってしまう。
そんなことがあるのだろうか。
『超越者』の力は一度使用したが、感覚は世界と一体化するようなもので、強いという意識は全くなかった。
それに『超越者』だろうとなかろうと使える能力にはかぎりがある。
『選択』能力の欠点は使う能力の理論を知らないといけない。
今まで使ったことのある『検索』と『念力』、『強化』、『物体』は簡単なことで、理論を知らなくても分かった。
だが、もしそれ以上の能力を使うのならば理論が必要だ。
僕は戦わないと誓った。
でも、ナナミを守るためには力が必要だ。
今以上の能力と知識を増やさないといけない。
僕は図書館へ向かった。
初めてきたが、沢山の本があった。
捜すのが面倒だと思い、係員の人に頼んで本のある場所を教えてもらった。
『世界の能力辞典』
『能力開発のポイント』
『職と能力』………
沢山の本がありすぎてどれを呼んでいいかわからない。
そんな中一つだけ興味のあるタイトルがあった。
『戦闘能力辞典』
僕は手にとり、あらすじだけ見た。
内容は警察、特殊部隊など世界を守っている人の能力や戦闘時に使える能力を紹介したものだった。
僕はしばらく呼んだ。
山本の『分身』能力は『具現化系』の能力と書いてあった。
『具現化系』―『分身』
使用中は本人が動けないが分身を操作することができるものだ。
潜入やスパイとして活用されている。
理論として、自分を想像して召喚させる。
このとき自分の意識を分身に預けることで操作できる。
分身したものは自分の身体として扱うことができる。
また痛覚がない。
ただし、難点として分身から本体に戻る際は必ず本体に触らないといけない。
意識を分身から本体に移すためである。
能力ランクB、職ランクE、人気ランクE
僕は『分身』能力を呼んだあと、この本を借りることにした。
受付で会員カードを発行して借りた。
ナナミから聞いたことをもう一度確認するためだった。
世界が滅ぶかどうかが僕の行動次第で決まってしまう。
そんなことがあるのだろうか。
『超越者』の力は一度使用したが、感覚は世界と一体化するようなもので、強いという意識は全くなかった。
それに『超越者』だろうとなかろうと使える能力にはかぎりがある。
『選択』能力の欠点は使う能力の理論を知らないといけない。
今まで使ったことのある『検索』と『念力』、『強化』、『物体』は簡単なことで、理論を知らなくても分かった。
だが、もしそれ以上の能力を使うのならば理論が必要だ。
僕は戦わないと誓った。
でも、ナナミを守るためには力が必要だ。
今以上の能力と知識を増やさないといけない。
僕は図書館へ向かった。
初めてきたが、沢山の本があった。
捜すのが面倒だと思い、係員の人に頼んで本のある場所を教えてもらった。
『世界の能力辞典』
『能力開発のポイント』
『職と能力』………
沢山の本がありすぎてどれを呼んでいいかわからない。
そんな中一つだけ興味のあるタイトルがあった。
『戦闘能力辞典』
僕は手にとり、あらすじだけ見た。
内容は警察、特殊部隊など世界を守っている人の能力や戦闘時に使える能力を紹介したものだった。
僕はしばらく呼んだ。
山本の『分身』能力は『具現化系』の能力と書いてあった。
『具現化系』―『分身』
使用中は本人が動けないが分身を操作することができるものだ。
潜入やスパイとして活用されている。
理論として、自分を想像して召喚させる。
このとき自分の意識を分身に預けることで操作できる。
分身したものは自分の身体として扱うことができる。
また痛覚がない。
ただし、難点として分身から本体に戻る際は必ず本体に触らないといけない。
意識を分身から本体に移すためである。
能力ランクB、職ランクE、人気ランクE
僕は『分身』能力を呼んだあと、この本を借りることにした。
受付で会員カードを発行して借りた。


