「そうだよな、ミコトは相変わらず無感なやつだな」
僕が無感なのは事実だし、昔から何かあると『無感』という言葉を使ってくる。
困った時の僕に対する口癖だ。
「まあ、いいさ。
今集まっているメンバーは昨日集まったメンバーだから」
僕は昨日のメンバーのことを考えた。
昨日は僕と伊藤・山本に辻本………
ナナミがいるじゃないか。
「ちょっと待った。ナナミはやるのか」
不安がよぎる。
「ああ、メンバーにいるよ」
僕は固まった。
いつも働かせない頭をフル回転させ考えた。
昨日の活動のこと………
能力のこと………
ナナミのこと………
僕は一つの決断をした。
「やってもいい………」
伊藤は万弁の笑みを浮かべて「ありがとう」と言った。
僕は平凡な人生を送るはずがここで路線を変更してしまった。
―――翌日
僕はナナミに声を掛けた。
ナナミは驚いていた。
僕は屋上に誘った。
屋上に誘うと伊藤のことを聞いた。
なぜ伊藤の活動に参加するのか。
危険だということをナナミに伝えた。
僕が伝えたいことをすべて言ったあとナナミは一言言った。
「面白そうだから」
僕はナナミと分かれたあと、辻本にも声を掛けた。
辻本にもナナミと同じことを話した。
辻本も「面白そうだから」の一言だった。
ナナミと辻本は何を考えているのだろう。
危ないことになりそうなのは誰だってわかることなのに………
僕が無感なのは事実だし、昔から何かあると『無感』という言葉を使ってくる。
困った時の僕に対する口癖だ。
「まあ、いいさ。
今集まっているメンバーは昨日集まったメンバーだから」
僕は昨日のメンバーのことを考えた。
昨日は僕と伊藤・山本に辻本………
ナナミがいるじゃないか。
「ちょっと待った。ナナミはやるのか」
不安がよぎる。
「ああ、メンバーにいるよ」
僕は固まった。
いつも働かせない頭をフル回転させ考えた。
昨日の活動のこと………
能力のこと………
ナナミのこと………
僕は一つの決断をした。
「やってもいい………」
伊藤は万弁の笑みを浮かべて「ありがとう」と言った。
僕は平凡な人生を送るはずがここで路線を変更してしまった。
―――翌日
僕はナナミに声を掛けた。
ナナミは驚いていた。
僕は屋上に誘った。
屋上に誘うと伊藤のことを聞いた。
なぜ伊藤の活動に参加するのか。
危険だということをナナミに伝えた。
僕が伝えたいことをすべて言ったあとナナミは一言言った。
「面白そうだから」
僕はナナミと分かれたあと、辻本にも声を掛けた。
辻本にもナナミと同じことを話した。
辻本も「面白そうだから」の一言だった。
ナナミと辻本は何を考えているのだろう。
危ないことになりそうなのは誰だってわかることなのに………


