Infinite Information

初めての友達だった。
初めは伊藤が何を企んでいるのかがわからなかったがどうでもよかった。
学校での出来事や部活のことを楽しく話せる仲間がいるのは嬉しかった。
その内、クラスの皆とも話をするようになり、部活以外でも楽しい場を知った。
俺は進学初日に感じた『真似』という行動の意味を勘違いしていることに気づいた。


共に考え………
共に行動をして………
共に楽しむ………
それぞれの価値を磨くことしているのだ。


そのために、行動をして知らないことを聞き、教わり、高めようとしているのだ。
学校という場の存在理由を一年掛けて知ることができた。




―――ある日
夜遅くに伊藤から電話がかかってきた。
『すぐにHFに来い』と言われた。
行くと、知り合いが何人かいた。
突然演説をし始めた。


『友達であり、信頼できる四人だからこそ話せる話なんだ。
本当は高校を卒業してから始める予定だっただけど目的が予想よりも早く達成してしまったため、始めることにした。
俺は世の中がおかしいと思う。
タクヤ、そうは思わないか。
才能だとか能力値だとかで職を見つけるなんて』