4 真の愛  陸十side











そして次の日、俺等が学校に行くと

下駄箱でメガネをかけた匠が

待ち構えていた。



由希はビクッとして

俺の手をぎゅっと握る。



「何だこら」

「・・・・・・・・ごめん」



は・・?



「由希ちゃん、怖がらせてゴメンネ」

「匠君・・・」

「陸十もゴメンな」

「匠・・・・・・」