―――――――――― 「希・・ん、希ちゃん、由希ちゃん」 ん・・・・・・・、ココどこ? 私が目を覚ますとそこは 学校の保健室だった。 「え、あ、匠君・・・」 私を心配そうに覗きこむのは 陸十君じゃなくて、匠君・・・。 「私・・・・・・・・・・・」 「由希ちゃん、崖から落ちたんだよ」 え? そんなはずない・・・・。 私は誰かに腕を引っ張られて・・・・