そして・・・・・・・・・







「7番ペア、いってらっしゃーい」








係の女子の声が響いて

私達はスタートした。



私は怖くて怖くて陸十君の腕に

ガシッと強く絡みついた。



「ふぇ~・・・・」

「幽霊なんていねーよ」

「ヒック・・・うぇ・・・・」

「しょうがねぇな」




陸十君は私を抱き上げると

お姫様だっこをして歩き出した。