「陸十君、匠君となんかあった?」 「何にもねぇよ」 「本と?」 「由希が惚れちまうかもしれなくて心配」 「私は陸十君だけだよぉ」 そんなこんだでスタートベルが 入り口で鳴り響いた。 「俺ら7番だからもうスタンバイしてるか」 「そだね~」 そして私達は手を繋いで 入口の所へ向かった。 「怖いなぁ・・・・・」 「俺がいんだろ?」 「・・・・うんっ!!」 陸十君が隣にいるなら全然 大丈夫だよね~!!