そして肝試し当日―――







「はーい、皆くじ引いて~」







朱美が皆にくじの箱を差し出して

その前にゾロゾロと皆が並ぶ。



私はその前に渡されてたんだ*



私は『7』と書いてあるくじを

ギュッと握りしめて陸十君の元へ。



「陸十君!」

「由希、何番?」

「陸十君は?」

「俺?俺は7番」

「!・・・・やったぁ~」




私は朱美に対する感謝と

嬉しい気持ちを込めて抱きついた。