「奥さん、準備できましたよ」






係の人がそう言って

俺が控室に入るとそこには――



「あ、陸十君・・・、どうかな?」



とドレスのすそを持って尋ねる

俺の奥さんの由希。




ヤベ、鼻血でそう・・・・・・。




「超綺麗」

「ホント?よかった」

「由希、俺は?」

「かっこいい!」






由希はそう言って抱きついてきた。