スーツ姿や、制服を着た男の子と並んで、
駅のホームのいつものベンチに、帽子をかぶった一人の男の子が、座っていた。
今度は間違えたりしないよ。
あれは……翼。
待ち合わせの時間より、早めに来てくれてたんだ?
「おはよ……」
声をかけると顔を軽く上げ、笑顔を見せてくれる。
うわ、やっぱり翼だぁ!
嬉しいっ。
翼はすぐに立ち上がり、ホームの端に私を引っ張ってく。
「ナナが来なかったら、どーしよーかと思った」
「まさか!楽しみであんまり寝れなかったのに」
「だよな、オレも」
「疲れてるのに、寝てなくて大丈夫?」
「おぅ、ヘーキ。睡眠不足には慣れてっから。それに……」
翼は私の手をそっと握ってくる。
「ナナの顔見たら、元気出る。今日は、今までの分、めいっぱい楽しもーな」
「うん!」
駅のホームのいつものベンチに、帽子をかぶった一人の男の子が、座っていた。
今度は間違えたりしないよ。
あれは……翼。
待ち合わせの時間より、早めに来てくれてたんだ?
「おはよ……」
声をかけると顔を軽く上げ、笑顔を見せてくれる。
うわ、やっぱり翼だぁ!
嬉しいっ。
翼はすぐに立ち上がり、ホームの端に私を引っ張ってく。
「ナナが来なかったら、どーしよーかと思った」
「まさか!楽しみであんまり寝れなかったのに」
「だよな、オレも」
「疲れてるのに、寝てなくて大丈夫?」
「おぅ、ヘーキ。睡眠不足には慣れてっから。それに……」
翼は私の手をそっと握ってくる。
「ナナの顔見たら、元気出る。今日は、今までの分、めいっぱい楽しもーな」
「うん!」


