「……ねぇ、エミリちゃんとはなんでもないの?」
キスの合間に、んなこと聞いてくるし。
「全然。ずっと、ナナが忘れらんなかった」
「嘘っ……」
「嘘じゃねぇよ。前から、ナナしか見てねーじゃん。芸能界の女には、キョーミないし?」
「みんな、かわいいのに……」
「オレからしたら、ナナが一番なの。ナナだって、側にいても好きになれないつってたろ。
……ほら、向井とか?」
「向井くんっ!?えっ、どうして知ってるの?」
「前に保健室で会ったじゃん。二人、仲良さそーにしてさ」
向井の余裕の表情を思い出したら、ちょっとイラッとした。
けど、ナナは大きく首を横に振った。
「あれは、偶然で。私のせいで向井くんが椅子から落ちて……だから。それだけ」
「わかってる。ナナのタイプは、オレだろ?向井なんか絶対違うって思ったし?」
「……自信過剰」
そう言いつつも、ナナはなんだか嬉しそう。
キスの合間に、んなこと聞いてくるし。
「全然。ずっと、ナナが忘れらんなかった」
「嘘っ……」
「嘘じゃねぇよ。前から、ナナしか見てねーじゃん。芸能界の女には、キョーミないし?」
「みんな、かわいいのに……」
「オレからしたら、ナナが一番なの。ナナだって、側にいても好きになれないつってたろ。
……ほら、向井とか?」
「向井くんっ!?えっ、どうして知ってるの?」
「前に保健室で会ったじゃん。二人、仲良さそーにしてさ」
向井の余裕の表情を思い出したら、ちょっとイラッとした。
けど、ナナは大きく首を横に振った。
「あれは、偶然で。私のせいで向井くんが椅子から落ちて……だから。それだけ」
「わかってる。ナナのタイプは、オレだろ?向井なんか絶対違うって思ったし?」
「……自信過剰」
そう言いつつも、ナナはなんだか嬉しそう。


