「それなりに~。今年は、男の子の友達もできたよ」
……向井かよ。
一瞬、イラッとするオレがいる。
「……へー」
けど、そんなの出すわけにはいかねぇし。平然を装ってみた。
電話の向こうのナナは、やたらテンションが高くて、なんか違和感。
「ちょっと、変わったよな」
「え?なにが」
「その……明るいっつー言い方だと、前が暗かったみたいだけど。なんかテンション高めっつーか」
「そうかなぁ。バイト始めて、性格変わったかも。初対面の人とたくさん話したりするから」
クスクス笑うナナは、なんだか楽しそう。
……そっか。
バイト始めて、もう1年近くたつしな。いつまでも、人見知りのナナじゃないってことか。
1年の間に、オレの知らないナナになってて……
で、バイト先でも学校でもモテまくり。
見た目もかわいいし、男が寄り付かないわけがねーよな。
また、イラッとしてしまう。
……向井かよ。
一瞬、イラッとするオレがいる。
「……へー」
けど、そんなの出すわけにはいかねぇし。平然を装ってみた。
電話の向こうのナナは、やたらテンションが高くて、なんか違和感。
「ちょっと、変わったよな」
「え?なにが」
「その……明るいっつー言い方だと、前が暗かったみたいだけど。なんかテンション高めっつーか」
「そうかなぁ。バイト始めて、性格変わったかも。初対面の人とたくさん話したりするから」
クスクス笑うナナは、なんだか楽しそう。
……そっか。
バイト始めて、もう1年近くたつしな。いつまでも、人見知りのナナじゃないってことか。
1年の間に、オレの知らないナナになってて……
で、バイト先でも学校でもモテまくり。
見た目もかわいいし、男が寄り付かないわけがねーよな。
また、イラッとしてしまう。


