【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった

「じゃあ、授業戻るね……」


居づらくなったのもあって、向井くんの側を離れようとしたら、グッと腕をつかまれた。


「これ貼って?ひとりじゃムリ」


肘とカットバンをつきだされ、かわいい笑顔を見せてくる。


確かに貼りにくい場所だよね。


「うん……」


「痛ぇっ」


「えっ!?ごめん」


「へへっ。なーんて、ウソ!香月さん、いちいち反応すんのな。マジかわいー」


向井くんにまたからかわれた……。


「心配したのに……」


「優しいな~。ほら、今度は動かないし、貼ってよ」


向井くんは、笑みを浮かべて私にもう一度肘をつきだしてきた。


手を添えて、丁寧に貼るとすっごく嬉しそーな顔してる。


「これ、もったいなくて剥がせねぇや。一生つけてよっと」


「なに言ってるの~!?そんなの……」


……ハッ!


なんかいちゃついてるみたいだよね。


視線を感じて、思わず翼の方を見た。