「未来はね、テレビや雑誌の類を見たら、元気が出るんだって。もっと頑張って欲しいなぁって。
でも、私はダメなんだ。翼を応援してあげれない、ダメな彼女だよ」
「なに言ってんの?全然ダメなんかじゃねーし」
「前に翼、言ったよね……。ウジウジしてる私が嫌いだって。
変わりたいって思ったけど、頑張ってもダメなんだよね」
ナナはオレと目を合わせようとはしなくって、地面ばっか見つめてる。
「だけどさ、ナナ強くなったと思うけどな。前みたく電話切る時に、暗くなんなくなってきたし……」
「強くなんかなってないよ。フリ、してるだけ。寂しくなるから、電話切ったら……翼のこと、考えないようにしてるし。
ホントは、すごくしんどいんだ。夏休みだって、会いたいのに会えないし」
ナナが強くなったって思ったのは、オレの気のせいだったってことかよ。
……フリ?
でも、私はダメなんだ。翼を応援してあげれない、ダメな彼女だよ」
「なに言ってんの?全然ダメなんかじゃねーし」
「前に翼、言ったよね……。ウジウジしてる私が嫌いだって。
変わりたいって思ったけど、頑張ってもダメなんだよね」
ナナはオレと目を合わせようとはしなくって、地面ばっか見つめてる。
「だけどさ、ナナ強くなったと思うけどな。前みたく電話切る時に、暗くなんなくなってきたし……」
「強くなんかなってないよ。フリ、してるだけ。寂しくなるから、電話切ったら……翼のこと、考えないようにしてるし。
ホントは、すごくしんどいんだ。夏休みだって、会いたいのに会えないし」
ナナが強くなったって思ったのは、オレの気のせいだったってことかよ。
……フリ?


