めんどくさいって最初は思ってたイベントも、


集まってくれたファンの子の顔や、このイベントの為に必死になってるスタッフを見ると……


いい加減な気持ちで臨んでた自分が恥ずかしくなってくる。


まだまだメジャーじゃないオレたちのために集まってくれたファンは、会場に入りきれないぐらいいて、


チケット取れなかった子たちが、会場の外にもいるって聞いた。


……類とオレ、たった二人のために


こんなにもたくさんの人が来るだなんて、なんか信じらんねーよ。


「翼くん、類くん!」


スタッフに声をかけられ、登場の準備をする。