え~いっ!!
「……って!」
近付いてきた増田くんの顔を、両手で押し返した。
「ひっ……ヒドイ。どうしてこんなコトするの!?」
増田くんは目をうっすら開けて、うっとおしそーな顔で私を見てくる。
「そっくりそのまま返してやるよ。オレに何か恨みでもあんの?」
「恨みもなにも……キスしようとしたから、よけただけで」
「イヤイヤイヤ。さっき、オレの制服から盗ったろ?」
「えっ? なにも盗ってナイよ!」
ウソ、疑われてる!?
「ウソつけ。なくなってんだよ……。ポケットに入れてたモンが」
「そっ……そんな。私、知らない」
ブルブル首を横に振って否定するけど、全く信じてくれてそうにない。
「あんとき、オレのズボン触ってたよな?」
「だから、それはっ! 席の中に置いてる物を取ろうとしてたからで」
「……って!」
近付いてきた増田くんの顔を、両手で押し返した。
「ひっ……ヒドイ。どうしてこんなコトするの!?」
増田くんは目をうっすら開けて、うっとおしそーな顔で私を見てくる。
「そっくりそのまま返してやるよ。オレに何か恨みでもあんの?」
「恨みもなにも……キスしようとしたから、よけただけで」
「イヤイヤイヤ。さっき、オレの制服から盗ったろ?」
「えっ? なにも盗ってナイよ!」
ウソ、疑われてる!?
「ウソつけ。なくなってんだよ……。ポケットに入れてたモンが」
「そっ……そんな。私、知らない」
ブルブル首を横に振って否定するけど、全く信じてくれてそうにない。
「あんとき、オレのズボン触ってたよな?」
「だから、それはっ! 席の中に置いてる物を取ろうとしてたからで」


