【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった

「……真面目に話すから。ちゃんと聞いてな」


「うん……」


さっきのキスで自信を取り戻したのか、怯えるような目は、もうしてない。


「志望校の事、勝手に決めて悪かった。実はさ……そうしなくちゃなんねー事が起きた」


「なっ……なに?」


「……姉ちゃんの彼氏が、芸能事務所で働いてるって話、前にしたことあったよな」


「うん……」


「実はさ、こないだその人……晴弥さんがオレに会いに来てさ。

中学卒業と同時に、本格的デビューに向けての準備するっつー契約結ばされた」


「……へっ!?」


ナナは目を見開き、口をポカーンと開け、オレの言う意味がサッパリわからないというような顔を見せた。


だよな。理解できねぇよな。