案の定……。


待ち合わせ場所にきた増田くんは、


駅で私の姿を見つけるなり、ポカンと口を開けていた。


「増田くん、おはよーっ」


思いっきり、手を振ってみる。


「お……はよ。ナナ、なんかイメージ違うな」


「そっかな。いつも、こんな感じ。……変かなぁ」


増田くんは、私服もすごくカッコイイ。


すごくオシャレだし、私との格好がちょっとちぐはぐかも……。


「もっと、フワフワした格好してくんのかと思った。

けどそういう活発な格好も、意外と似合ってんな!」


「運動神経悪いのに、こういう格好が好きって笑っちゃうよね」