【完】アイドル彼氏★好きになっちゃった

「それと、明日からやっぱ毎日帰ろーぜ。

どうせ途中まで同じ方向だし、香月もオレも早く帰ること多いじゃん?」


「え……えっと。う……うーん」


香月の煮え切らない返事に、少し不安を覚えるけど、


まぁこのまま続行しよう。


「あと……。ナナって読んでいー?」


「えぇっ!?」


香月は過剰に反応すると、顔を真っ赤にしてオレを見てる。


やっぱ、イヤか……。


「いい?っつーか、呼びたいんだけど」


「香月でいいよ……」


「んー……けどさ、みんな香月って呼んでるし。

オレだけ、ナナって呼びたい」


香月、無言になってます。


……これ以上は、ムリ?