取ろうと思ったのに、ボールは私の足にぶつかり、弾き返された。
どんくさっ……。
すぐに、誰かがボールを取りにきた。
うわっ、
増田くんだしっ!
増田くんはボールを拾うと、私をジッと見てくる。
……少しだけど、笑ってる。
もしかして、私がガムテープつけてないって、信じてくれたのかな。
「増田くん、あのね……」
ストラップのこと、聞くなら今だよね!
思いきって声かけようと思ったら。
「昨日のは、香月じゃないって思ってるから」
「……え」
どんくさっ……。
すぐに、誰かがボールを取りにきた。
うわっ、
増田くんだしっ!
増田くんはボールを拾うと、私をジッと見てくる。
……少しだけど、笑ってる。
もしかして、私がガムテープつけてないって、信じてくれたのかな。
「増田くん、あのね……」
ストラップのこと、聞くなら今だよね!
思いきって声かけようと思ったら。
「昨日のは、香月じゃないって思ってるから」
「……え」


