確か香月の席って、一番前の教卓の前だったよな。
ちょうど空いてたから、その席にカバンを置く。
香月となんとか話したいけど、あの態度だと、完全に嫌われてるよな……。
「翼ぁ、何で地味子にかまうワケ?どー考えても、タイプじゃねぇだろ」
カズが着替えながら、不思議そうに聞いてくる。
「タイプとか関係ねーの。ちょっとアイツとは色々あってさ……」
「色々って……やらしーっ、翼ったら!」
「だから、茶化すなって。そんなんじゃないっつーの」
「じゃーなにさ」
「……カズがドツくからこんなことになってんだろ?女に手ぇだすなよなー」
「悪い。ついムカッとしてだな。振った女に、イヤがらせされたこと、何度もあんだろ?
学習しろよ、翼くん?」
「アイツは振ってねーよ」
「え、付き合う?」
「なんもねぇし、それ以前の問題……」
ちょうど空いてたから、その席にカバンを置く。
香月となんとか話したいけど、あの態度だと、完全に嫌われてるよな……。
「翼ぁ、何で地味子にかまうワケ?どー考えても、タイプじゃねぇだろ」
カズが着替えながら、不思議そうに聞いてくる。
「タイプとか関係ねーの。ちょっとアイツとは色々あってさ……」
「色々って……やらしーっ、翼ったら!」
「だから、茶化すなって。そんなんじゃないっつーの」
「じゃーなにさ」
「……カズがドツくからこんなことになってんだろ?女に手ぇだすなよなー」
「悪い。ついムカッとしてだな。振った女に、イヤがらせされたこと、何度もあんだろ?
学習しろよ、翼くん?」
「アイツは振ってねーよ」
「え、付き合う?」
「なんもねぇし、それ以前の問題……」


