「雪乃!起きて」 八時を回っているから起こしても大丈夫だろう…と揺すり起こす。 「…か…ける…くん?」 眠たそうな目をうっすら開け、ジーッと俺を見つめてくる。 「起きた?おはよう、雪乃」 「……おはようございます…」 まだ眠りから覚めないのか笑顔の俺を凝視する。 「……………翔くん!?」 ガバッと起き上がり、顔を真っ赤にしだした。