「雪乃!後ろに誰かいるよ!!」 「きゃあ!!」 叫び声を上げ勉強している俺の所に走ってくる。 冗談なのに可愛いやつだ。 遊園地のお化け屋敷が相当怖かったんだろうな…。 「一緒に寝る?」 「…えっ?」 俺の服をギュッと掴んでいる雪乃の頬を優しく撫でながら聞く。 「怖いんだろ?」 どうする?と雪乃を見つめる。 雪乃は頬を赤く染めながら俺をジッと見てきた。