「ここが雪乃ちゃんの部屋だから、好きに使っていいですよ」 「…はい」 ありがとうございます…と小さい声で返された。 俺も自分のベッドに寝転がり、溜め息をついた。 何かどっと疲れた…。 婚約とか本当にするんだろうか? いや、あの親父のことだからするよな? 明日、親父と話し合ってみよう。