キスしたくなる唇に。

くそ。


「絶対先輩のせいじゃん…」

「うーん、やっぱり俺のせいかぁ」






な ん で い る し 。


あたしが反射的にガバっとカーテンの方を見上げると、そこには顔を出して微笑んでいる悪魔が…!




「…うつっちゃった?」

「はい。バッチリ」





まあうつってしまったものはしょうがないんだけど。



先輩は今度は顔だけじゃなく、カーテンを引いて中に入ってきた。