結局、きっと…好き。


尋常じゃない汗をかきながらとりあえずいつでも逃げ出せれるように距離をとろうと一歩下がると、頭上から声が降ってきた。


「“来るな”…っつったよな?」


「…ご、ごめんなさい…。

でもどうしてもナツ…先輩が見たくて…。」


そう言ってしまった後で『しまった!』って思った。

最後の最後までストーカー発言…。私ってホントバカ…。


でも今更悔やんでもなかったことにはできず…。

案の定、ナツメくんからは重〜いため息が吐き出された。


怖くて上を向けず、もちろん泣いた顔を見られたくないってのもあって下を向いていた。


だけどもう今日で最後なんだし、この先ナツメくんと会うこともないんだって思ったら緊張が解れた。


そしたら随分と軽くなった心は口までも軽くしてしまい、ペラペラと勝手にしゃべりだしてしまって。