でも…丁度良かったかも。
いつまでもここにいても仕方ないし。
来るなって言われてんだからのこのこ出てって挨拶できるわけじゃないし。
まぁ…もし話せてたとしても、オイオイ泣いて言葉になってなかっただろうし。
もう…帰ろう。
そう気持ちに区切りをつけ、ため息を吐くともう帰ろうと身を起こした。
まだ広場は沢山の人で溢れてるからバレないように体育館の裏を回って裏門から帰ろう。
人気のない通路をポクポク歩き、体育館横に出た所ですっかり気を抜いてしまってて角から出てきた人にぶつかってしまった。
「ご、ごめんなさい…」
慌てて謝りながら、ぶつかった人の顔を見上げたら…。
「…ゲッ!!ナ、ナツメく…!」
あわわわわ…!
見つかった上に、名前で呼んじゃいそうになっちゃったし…!

