結局、きっと…好き。


ナツメくん…ナツメくん…あ、いたっっ!!


続々と出てきた卒業生やそれに駆け寄る後輩たちでいつしか辺りは人で溢れかえり。


泣きじゃくる子や、写真を撮ってる人たちの中でナツメくんはいつもと変わらなかった。


友達たちと写真を撮ったりはしてたけど、相変わらずダルそうな態度。


それがナツメくんらしいっちゃらしいけど…クラスの人たちとだって今日で最後なんだから少しぐらい笑えばいいのに。


私とだって……最後なんだから…。


「ホントに…最後なんだから…。」


分かってたことなのに口にした途端、何とも言えない想いが込み上げてきてナツメくんを見つめる視界が涙で歪んだ。


ナツメくん…。


ナツメくん…。