結局、きっと…好き。


スタコラサッサと帰ろうとしたんだけど…。


「おめでとう。
よくがんばったな」


「はい、ありがとうございます」


私の耳に飛び込んできた、廊下の隅で交わされているその会話の愛しい声に私の足は動かなかった。


だってナツメくんが…。

会いたくて会いたくて…会いたくて堪らなかったナツメくんが…!

目の前にいる…っっ!


信じられない気持ちと会えた嬉しさに感動してたらナツメくんと先生の話しはいつしか終わっていて…。


「失礼します」と一礼し去って行くナツメくんを慌てて追いかけた。


「先輩っ!」


その呼びかけにこちらを振り向いてくれたけど、その顔は『何でお前がここにいるんだよ』って物語っていて…。


「あの…っ!

えっと…合格おめでとうございます」