結局、きっと…好き。


「昔の…っていうか、考え方が古風なんだよ、ナツメくんは。

そりゃ最初は私も親父だなぁ〜…って思ったんだけど、でも今時の若者のようなチャラくなくて日本男児って感じで素敵じゃない?」


「…ねぇ?おバカな飛鳥ちゃん。

よく聞いてね?
おバカな飛鳥ちゃんが大好きなナツメ先輩は『古風な女が好き』っつったわけ?」


「……………いや、別に?」


「『3歩後を歩け』って言われた?」


「……ううん?」


「じゃあそんな格好が好きとも、当然ながらそんな格好してくれとも言ってないんでしょ?」


「………まぁ…結果的にはそうかも?」


「じゃあ何であんたはそんなことになってんのよ!」


「え?もう…ちゃんと私の話し聞いてた?

だからそれはナツメくんが…」