結局、きっと…好き。


その場に残された私はというと…頭に52点の答案用紙を乗せたまま固まっていて…。


そのままナツメくんが出てった教室のドアをしばらく見つめていた…−−−。


その日の帰り道、ナツメくんの言葉が頭の中でぐるぐるぐるぐる回るからおかげでフラフラしながら家まで帰った。


ホントは『遅れをとった夏休みを明日からガンガン巻き返すぞー!』とか。

『明日が終わったら遊びまくらなきゃー!』とか。


明日でやっと終わる勉強会と明日からやっと始まる夏休みでウキウキ気分のはずだったのに。

ナツメくんの意味深なあの言葉のおかげでそんな気分はどっかに飛んでった。


しかもなぜだか忌まわしいあの告白が鮮明に思い出されるし…。


だけどナツメくんにあぁ言われて改めてあの日のことを思うと…あの告白の時、確かに私は自分の名前を名乗った覚えがない。