結局、きっと…好き。


そんないけ好かないナツメくんは「ここがわからない」って言った次の日は決まってそのわからない問題ばかりをやらせる。


しかもルーズリーフに手書きで書かれた問題たちはどうやらナツメくんが作ってるらしかった。


苦手だっつぅのに何回も何回もやらされ、間違う度に「いい加減学習しろっ!」と怒られる。


どうしてこうもナツメくんは容赦がないのか。いや、容赦がないっつぅか、人としての心がないように思う。


思いやりだとか、優しさだとか。


きっと生まれる時にお母さんのお腹の中に忘れてきたんだと思う。


哀れ、ナツメくん。
いや…この場合、哀れなのは私か…。


そんな思いからちょっぴり憐憫な眼差しでナツメくんを見つめてたら、何を感じとったのか教科書で頭を叩かれた。


…しかも角で、、、。