「陸久…」

「…何だよ」


名前を呼ぶと、そっと体を離してくれた。

そして陸久の目を見つめて言った…。


「あたしも陸久が好き。今日はそれ伝えに来たの…」


やっと言えた、『好き』って言葉。

陸久のこと、大好きなんだよ?

こんなにこんなに、大好きなの…。