心から愛して。

「俺は千春の彼氏じゃねぇ」

「え、違うの?」

「彼氏じゃねぇけど…千春のこと、幸せにしたいって思ってる」


こんなこと、母親に言うのはおかしいかもしれねぇけど…。


「俺はあんたみたいに、千春を傷つけるようなことは絶対にしねぇ」


俺はそう言って、ファミレスをあとにした。