心から愛して。

何もしてくれないことを分かってたけど、ただでさえ心細かったから何だか余計に寂しくなったのをすごく覚えてる…。

…どうせ、今日だって。


「あたしにうつさないでよね」


ほら…。

あたしのことなんて、どうだっていい人だから。


「じゃ、出かけるから」


母親は高そうなバッグを持って、出かけていった。