「美夜サマ…美夜さ…美夜っっ!!」 「え!」 何度も読んでいたらしい祐也。 祐也は少し心配そうにのぞきこんだ。 「どうしました? 大丈夫ですか? チーズケーキ…食べてください…。」 「あ、うん。」 コーヒーを一口だけ飲んで、チーズケーキを口に入れる。 「え…」 目からは涙が溢れた。 どうして…。 いつもと変わらないのに。 どうして今日はこんなにおいしく感じるのよ…-っ!