「盛り上がっているところ申し訳ありませんが、早速話に入りませんか?」 感情を抑えるように、高野課長はそう切り出す。 その後その声に促されて、私たちは名刺の交換を行い本題に入った。 ………まさかこんなところで会うなんて。 私は打ち合わせ中、明らかに私を見てニコニコしている涼平さんを直視できなかった。 「―――では本日はこの辺で。次回までに見積書をお願いいたします」 相手の上司がそう話をまとめ、打ち合わせが終わったところだった。