「―――信じらんないです。ああやって否定もしないであんないかにもなこと言うなんて」 あのあと、結局課長に強引に連れられて郊外にあるイタリアンレストランで夕飯をごちそうになってしまった。 デザートを待つ間、私はそう言って課長をにらみつける。 すると、コーヒーに口を付けながら課長は笑って答えた。 「あいつらなら適当に膨らまして広めてくれるだろうからな。俺と里谷がデキてるって」 私はため息を付き、デザートが早くやってくることを願った。