まぁ、確かに。 仕事関係で恋愛とかあったら面倒なことになりそうなことくらいは私でもわかる。 だけど「捨てて」って、あの人だって勇気を振り絞ったはずなのに。 ………高野課長はモテるから、選びたい放題ってこと? だとしたら、なんかヤな感じ! 私は会社に戻ってからもバッグに入っている手紙を気にしていた。 「里谷さん、今からこっちで作業お願いしたいんだけど!」 悶々と考えている間、高野課長にそう呼ばれ私は小さな会議室に向かった。 …手に持ったノートに、こっそりさっきので紙を挟んで。