『やめろって!』

私を押し避けて電気のスイッチに手を伸ばした、その背中にしがみついた。


私、おかしいよね。
コーチが近くにいると…抱き締めたくなる


触れたくなる。


『やめろって…。俺もただの男だぞっ』


スイッチに伸ばした手が、ダラリと落ちた。


『コーチ…コーチが好きです』


振り返ったコーチが私の身体を引き剥がす


『バカたれ。そんなされたら…』

幸太コーチが私を抱き締めて…キスした。


『んっ…』

『あ…』