王女は王子の言葉に目を輝かせました。
「王子!」
「よく言ったわ!王子!!」
少女は王子の背中をバシッと叩きました。
王子の肌は岩で出来ている為、このくらいでは痛くありません。
逆に少女のほうが「あいたた」と言って、痛がっていました。
「俺は王女に出会えてよかったと思っている。今の俺があるのは、王女のおかげだ。そんな王女を失うくらいなら、あんたを倒したほうがましだ!!」
これが王子の『誠意』でした。
魔法使いは全員にわかりやすい言葉で、王子の誠意を説明しました。