「ヘ?あっ、どこって・・・」
「今朝、起こしに行ったら、王女の部屋から反応が無かったんですけど・・・」
「えっと、・・・あの。その・・・」
少女は隣にいる王女に向かって言いました。
王女は顔を赤くして、黙り込んでしまいました。
王女は思いました。
言えるわけないですー。
眠れなったからって、王子の部屋に行って、ベッドの上で王子に添い寝してもらったなんて!!
前を行く王子がこれを聞いて、顔を赤くしていました。
王子は普通の人より耳が利くので、後ろの二人の会話が全部聞こえていました。
青年はとぼけた顔をしたがら、王子の隣で歩いていました。