思いがけない言葉に王子は、驚いてしまいました。
そんな中、王女を探す人達の声が聞こえてきました。
王女はその声に慌てて扉を開けて、廊下に出てあたりをキョロキョロと見渡しました。
王女は王子に頭を下げて言いました。
「ごめんなさい、もう行かなきゃ!お姉様が心配しているから。さようなら」
王女は慌てて部屋を出て、駆け出していきました。
王子はベッドにまた寝転び、目を閉じて王女の言った言葉を思い出していました。
あんな言葉を言われたのは、初めてだったからです。